「割れ窓理論」という理論があります。
比較的治安の良い場所に、ボンネットをあけた車を置いておきます。
しかし一週間放置しておいても、なにも起こりません。
しかし、車の窓を割っておくと、10分後にバッテリーが盗まれ、
タイヤが盗まれ、ついにはスクラップ同然になってしまうという話です。
たった一枚の窓が、治安の良い地域の善良な市民の公徳心を低下させるというのです。
これを現場の5S活動に置き換えると、たった一つのゴミが荒廃を呼んでしまう可能性もあるということが考えられるでしょう。
これを維持していくためには、毎日の行動で5S意識を植え付け、習慣化していくしかありません。
つまり、一つのゴミも落ちていない状況を普通の状況としていく。
活動が止まってしまうと習慣にはなりません。
毎日続け、続けられることが仕組みなのです。
凡事徹底です。
船井総合研究所 物流効率化コンサルタント廣田幹浩