本の食品スーパーの市場規模は22兆円前後で推移していると言われていますが、
今後は、国内の人口減少により、商品を購入する人口は減少し、
高齢化によって、一人当りの食品への消費量も減少する可能性は高くなると思われます。
つまり、長期的には市場全体が縮小することは、ほぼ間違いないと認識しなければなりませんね。
戦後、2000年前後まで右肩上がりで成長し続けてきた時代と現在では、
社会の様相が根本的に異なってきています。
つまり、最近まで食品スーパー業界において、商売のベースの考え方となっていた
「安定し、一定の商品規格・品質」
「同質的な品揃え」
「サービスの標準化」
を前提とした「チェーンストア発想」からの切り替えが、
トップシェアを誇る会社以外においては必要になってきているということです。
船井総合研究所 藤田牧男