自社で棚卸を行っているが、予定している時間に終了した試しがない・・・
もっと時間通りに棚卸ができれば後の予定も組みやすいのに・・・
そんなお悩みをもたれている方が多いと聞きます。
今回から全4回シリーズで、
時間内に棚卸を終わらせたい!とお考えの方にピッタリのノウハウをお伝えします。
初回の今回は、大前提のことをお伝えします。
『いつまでに何をするか明確にする』
どういうことかと言いますと、
まずは棚卸しを下記の4つのフェーズに分けて設定してみるとわかりやすくなります。
事前準備⇒実地棚卸⇒集計⇒理論在庫の差異チェック
これらは全国にネットワークをもち、年間1万件以上の実績をもつ、
我々アセットインベントリーだからこそ、胸をはってお伝えできることです。
さて、『事前準備』ですが、これは1週間前から徐々に始めることになると思います。
少なくとも棚卸前日には90%は終わらせるようにしましょう。
残りの10%は棚卸当日でしかできない仕事のみを残すようにします。
一般的な項目を列挙します。
1.人の手配。実働8時間以内で終了できる充分な人数になるように。
2.ハンディターミナルの手配 (手書き棚卸なら棚卸表の作成)
3.バーコード添付の確認 (手書き棚卸なら部門と価格表示の確認)
4.売り場、倉庫ともに商品混在の整理
5.従業員に棚卸マニュアルの配布と説明
6.フロアマップの作成
7.棚卸当日のタイムスケジュールを作成
また、できるだけ棚卸当日入荷は少なくするほうが、在庫を減らせてかつ棚卸作業が軽減されるのは言うまでもありませんね。
事前準備の何かが遅れると、棚卸当日の実地棚卸のスタート時間がずれ込みます。
そして、すべてが遅れてしまう原因になります。
しっかりとやるべき項目を列挙して、漏れの無いように事前準備をすることが大切です。
棚卸の担当者のみに任せっきりでは、事前準備は終わらない可能性があります。
棚卸は年に数回の「非日常的」な業務ですが、通常業務の中で行う必要があるためです。
他の方の協力も得ながら、会社全体で取り組むのも重要なポイントです。
アセットインベントリー(株) 大津