前回は集計のお話をさせていただきました。
今回は理論在庫の差異チェックについてです。 4つのフェーズに分けた4番目になります。
理論在庫との差異チェックは、ハンディターミナルを使った単品管理の時に主に実施する事と思います。
「どこまでの差異をチェックするか」を何も決めずに実施すると、底なしの作業になってしまいます。
棚卸実施2週間後まで継続されているお店の例を聞いたことがありますが、当然毎日商品は入出庫していますので、
日が経つにつれて差異チェックは合わなくなってきます。
下記のような目安を過去の実績から決めておくといかがでしょうか。
1.-単品の数量違いが50個以上
2.-単品の合計金額の違いが5000円以上
たとえば、10円の菓子が10個違っても合計金額は100円です。
1,000円の化粧品が10個違うと10,000円もの違いになります。
数量違いだけで差異チェックを実施していることがありましたら、合計金額ベースに見直しをさせるのも一つの手法です。
アセットインベントリー(株) 大津