サプライチェーンのスピードを上げる、
つまり受注から顧客へ製品が届くまでのスピードを上げるには、部分的な改善ではうまく進みません。
サプライチェーンというぐらいですから、社内の部門間、企業間で複雑に業務が絡み合っているからです。
部門間の業務の流れが詰まると、在庫に変わり、滞留が発生します。
上流から物は流れてきているが、下流に物が流れていかない、ダムみたいなものです。
サプライチェーンスピードを早くするには、上流と下流の蛇口を同時に同じだけひねる、
そして水がたまらないようにしなければいけません。
つまり全部門の業務を見直すということになるのです。
言うは易し行うは難し、すさまじい労力が必要ですから腹をくくらなければいけません。
船井総合研究所 物流効率化コンサルタント廣田幹浩