販促効果を高めて、集客に欠かせないマーケティング施策『7つの演出』。
前回は『安さ感』について、『安さ感』=『安売り』ではないとお伝えいたしました。
今回は、もう一つ重要な要素として、『安さ感』を演出する商品戦略のポイントをお伝えいたします。
あなたの店舗がお客様に『高い店』『安い店』どちらに思われているか?
これは商品のアイテムごとに、
一番高い価格と一番低い価格を掛け算して、
ルートで開いた価格を競合他店と比べてみれば明らかになります。
式 :《中心価格=√(下限価格×上限価格)》
例えば、
A店ではミカンが3アイテムあり、価格は88円、299円、299円
B店ではミカンが3アイテムあり、価格は98円、158円、350円
単純な平均価格は、A店が229円、B店は202円となり、
A店の方が高い店のように思えるかもしれません。
しかしこれを上記の計算式で計算すると、
A店が162円、B店は185円となり、A店の方が低くなります。
つまり、A店の方が『安さ感』を感じやすく、消費者心理を上手に活用した価格設定をしていると言えます。
全ての商品の価格設定を変える必要はなく、
最低価格商品を1アイテム加えることで、『安さ感』をアピールできることになります。
是非貴社でも考えてみてください。
次回は『安心感』についてお伝えいたします。
船井総合研究所 山本大地