2011年12月01日
このシリーズでは、今までは自社で棚卸実施していたが、棚卸の外注に踏み切った企業様の事例をご紹介します。 【企業概要】 東日本展開の食品スーパー様 【店舗数】 20店舗 【課題】 棚卸業者1社で実施していたが、下記が課題の解決が必要になった。 業者評価する比較対象がない 棚卸実施日程期間にスケジュールが入りきらない 棚卸業務の改善が進まない 【ソリューション】 棚卸業者を2社導入することで解決を図る。 1. 2社導入することで、比較対象ができ業者評価が可能になる 2. 1社では対応しきれなかった希望する棚卸期間内で全店舗終了させる 3. 業者間の競争の原理を働かせ2社から棚卸業務の改善を進める 【導入準備】 ■実施方法は現棚卸業者に合わせつつ、アセットインベントリー独自の改善提案を盛り込む ■棚卸データの受け渡し方法の仕様は完全に現棚卸業者に合わせる為に仕様確認と検証 【導入の効果】 棚卸業者2社への発注となった事により、現棚卸業者のサービス品質との比較・評価が可能になった。これにより、現棚卸業者が1社独占取引の際に感じていた潜在的な甘えを排除する事ができ、サービス品質や価格面の改善が進む契機となった。 各店舗の棚卸の精度向上につながっただけでなく、実地棚卸終了後の店舗様の処理も効率化することができた。未登録(アンマッチ)商品は棚からレジ前へと抜き出しされ一目瞭然となった為、店舗は報告書にあがった未登録(アンマッチ)商品をPOS登録の為に探す手間を省く事ができた。 さらに、棚卸データ上では、棚上のストックと陳列商品を一目で確認できる様になり、棚上ストックの正確な現状把握が実現し、その整理と商品の落下防止等のリスク対策へとつなげる事ができた。 また、棚卸実施予定期間に収まりきらなかったスケジュールは、棚卸業者2社による同日実施店舗数の増加により、余裕を持って終える事が可能になった。遅れがちになっていた棚卸処理を手早く終えられた為、決算処理業務もスムーズに進められるようになった。 アセットインベントリー(株) 大津 |