2011年11月17日
このシリーズでは、今までは自社で棚卸実施していたが、棚卸の外注に踏み切った企業様の事例をご紹介します。 【企業概要】 町の書店 【店舗数】 1店舗 【課題】 1. 従業員3名で営業しながら実施していたが、1名が病欠の為に人数が足りない。 2. オープン中に実施していたので、お客様に迷惑がかかっている。 3. 手書きで紙に記載して、そのあとに計算機で合計を出しているが、精度が気になっている。 4. 計算まで含めて棚卸をすべて終了するのに3日間かかっている。 【ソリューション】 閉店後に棚卸業者に外注とした。これにより、お客様にも迷惑がかからず、かつ棚卸中に精度チェックができるようになり安心できるようになった。また、計算機で合計を出す作業もなくなり、棚卸翌日から本来の業務に集中できるようになった。 【導入準備】 1. 外注業者が棚卸する上での店舗の事前準備内容を整理。 2. 業者が什器番号と、店内レイアウトを作成した。 3. 部門分けを棚ごとに業者に指示。 4. 倉庫、平台、棚下ストッカーの整理。棚卸当日に返本が残っていないように処理。 5. カウント精度の確認プロセスとして、店舗と業者によるダブルチェックを導入。 6. 棚卸データの受け渡し方法の仕様確定、検証。 【導入の効果】 従来、従業員3名が3日かけて実施していた棚卸は、店主1名が立ち合うのみになり1日で終える様になった。棚卸の実施と同時に店舗内の書籍在庫が分類毎に整理整頓された為、ストックとして残されていた返本対象の在庫も一目瞭然になり、同様に整理する事ができた。 専門のスタッフと機材による棚卸データの信用性は高く、自店の財務状況を正しく認識する良いきっかけになったと言える。 アセットインベントリー(株) 大津 |