販促効果を高めて、集客に欠かせないマーケティング施策 『7つの演出』
前回より、『お得感』についてお伝えしています。
不況は、客数の確保が重要です。
下手な値引きなどを行うのではなく、お客さまにお得さを感じてもらうために、
“お客さんの予算帯”と“メニューの価格帯”を一致させる、ということが重要だと書かせていただきました。
お客様はお店を選ぶ時、自分の予算帯を持っています。
例えば回転寿司で1,500円の予算で、平均8皿注文があるとすれば、
190円の価格帯のメニューが一番多く揃っていなくてはいけません。
もし店前の看板を見た時に、290円のメニューが一番多く揃っていると、2,320円となるため、
1,500円でお腹いっぱい食べたいと思っていたお客様の足は遠のきます。
一方、90円、190円、290円、390円、490円のメニューが
全て10種類ずつ揃っている回転寿司店ならどうでしょうか。
どの予算帯のお客さんでも悩まずには入れますが、
今度はターゲットがぶれるため、特徴のないお店になってしまいます。
ではどうすれば良いか?
一つは、これまで売上が多かった価格帯の1ランク下の価格帯のメニュー数を増やすことが良いでしょう。
それにより、お客さんの予算帯に合ったメニュー構成になります。
次回は、『限定感』についてお伝えいたしましょう。
船井総合研究所 山本大地